沖縄の振興予算が、過去5年連続で3000億円を割り込み、最悪の状況となっています。

全国の米軍基地の7割を抱え、基地に起因する様々な問題と闘い続けている沖縄に対して、この予算はあまりにもひどいと言わざるを得ません。

沖縄県知事が本気で怒らなければ、今の状況は変わりません。

しかし残念ながら、これまで本気で怒ったためしはありません。

私たち久米島オーシャンジェットは、補助金を一切受け取らない(使わない)という方針を国にも県にも明確に示したうえで、この旅客船事業を進めています。

したがって、この振興予算の減額による直接的な影響を受けることはありません。

しかし、物価高騰の中で苦しむ県民や、経営基盤の弱い事業者にとっては、予算の減少は窮地に追い込まれることになります。

沖縄の経済が活性化し、県民の所得が向上しなければ、久米島オーシャンジェットの船に乗る人も少なくなります。

だからこそ、経済のパイを大きくすることは、私たちにとって非常に大事なことです。

そして、このような予算に対して明確に反応していくことが、沖縄の地元経営者としての責務であると考えています。